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入れ歯(義歯)
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むし歯、歯周病、事故など様々な理由で歯を失ってしまう事はあります。 失った歯の本数が1,2本であれば、両隣の歯を橋渡しにして失った歯を補うブリッジという方法があります。 しかし、それよりも広範囲に歯を失ってしまった場合はいわゆる「入れ歯」を作ることになります。
「入れ歯」はかぶせ物(クラウン)1本を作る事に比べると何倍も大変です。 失った歯の数が多いほど噛み合わせの位置がわかりにくくなるからです。
入れ歯の一般的な治療の流れ
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- 大まかな型取りをします。
- 患者さん専用の器具を使って精密な型取りをします。
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噛み合わせの位置決めをします。
頭全体から見た上あごの位置・傾きや上あごと下あごとの関係などを見ます。患者さんから見ると地味な作業ですが非常に重要です。 - 完成の一歩手前の段階の物を当ててみて適合などを最終確認します。
- 5回目で完成品をお渡しします。
ただし、これで治療終了ではありません。 実際にお食事をしてみたうえで、さらに使いやすいように微調整を繰り返します。 こうしてお口に合った入れ歯を作り上げていきます。
初めて義歯を装着された患者さんの中には「こんなの使えない、無理だ」と諦めてしまう方もいらっしゃいます。 しかし長い目で見ると、義歯を使わずに残りの歯を酷使するのは良くないことです。
患者さんご自身でも少し練習をして頂くと早く慣れます。 食事は小さく軟らかいものから始めます。 発音もサ行・タ行などは慣れるまで難しいので、声を出して新聞を読むなどすると良いでしょう。